ROTARY YONEYAMA Memorial Foundation Scholarship

公益財団法人ロータリー米山記念奨学会

目的

ロータリー米山記念奨学会は、将来母国と日本との懸け橋となって国際社会で活躍する優秀な留学生を奨学することを目的としています。優秀とは「(1)学業」に対する熱意や優秀性はもちろんの事、「(2)異文化理解、(3)コミュニケーション能力」への意欲や能力に優れている点が含まれています。

  1. 学業:学問に対する研究の目的・目標を明確にし、県産を重ねてその成果を上げる努力をする。
  2. 異文化理解:異なる言語・文化・習慣などを理解する努力をする。
  3. コミュニケーション能力:人間関係における円滑なコミュニケーションを築き、自己の確率と共に他者を受け入れる柔軟な姿勢をもつ。

ロータリー米山奨学生は、ロータリークラブを通じて日本の文化、習慣などに触れ、社会参加と社会貢献の意識を育て、将来ロータリーの理想とする国際平和の創造と維持に貢献する人となることが期待されます。

公益財団法人ロータリー米山記念奨学会とは

ロータリー米山記念奨学会は、勉学、研究を志して日本に在留している外国人留学生に対し、日本全国のロータリアン(ロータリークラブ会員)の寄付金を財源として、奨学金を支給し支援する民間の奨学団体です。

日本の全ロータリー地区が共同でつくり運営する奨学財団です。

  • 「米山記念」と米山梅吉氏の名前を冠していますが、米山家の資産を基に作られた財団ではありません。
  • 静岡県駿東郡長泉町の(公財)米山梅吉記念館とは別法人であり、それぞれ独自の理事会によって運営されています。
  • 米山記念奨学会の財源は、全国のロータリアンからの寄付金であり、理事会は全34地区から選出された理事で構成されています。

奨学金の支給対象は、日本の大学・大学院で学ぶ外国人留学生です

  • 毎年700人以上の私費外国人留学生を採用し、日本のロータリアンとの交流によって、将来、日本と世界とを結ぶ懸け橋となる人材を育てています。(日本人留学生の派遣は行っていません)

米山記念奨学会のあゆみ

1952年、日本で最初に設立されたクラブ、東京ロータリークラブが日本のロータリーの創始者と呼ばれる米山梅吉氏の功績を記念して始めた国際奨学事業が、5年後の1957年には国内の全ロータリー地区の合同事業に発展したものです。

構想発表の1952年には日米間協定によるフルブライト奨学金が、またタイから第1号奨学生(ソムチャード君)を迎えた1954年には日本政府による国費外国人留学生奨学金がそれぞれ始まりました。

戦後の復興の道を歩み始めた当時の日本にとって、二度と戦争の悲劇を繰り返さないために、世界の国々との人物交流を深める必要性を多くの人が感じていた時代でした。このような時代背景のもと、ロータリー米山記念奨学事業は「留学生が平和を求める日本人と出会い、信頼関係を築く」ことを目的に始められ、「日本のロータリーに最もふさわしい国際奉仕事業」と高く評価され全国に拡大していきいました。

1967年7月1日に、文部省(現文部科学省)の許可を得て、財団法人ロータリー米山記念奨学会が設立されました。その後の公益法人制度改革に伴い2012年に移行申請を行い「公益財団法人ロータリー米山記念奨学会」としてスタートしました。

米山記念奨学事業の特徴である「世話クラブ・カウンセラー制度」

◆奨学生一人一人に、地域のロ-タリークラブから世話クラブが選ばれ、更に奨学生一人に対してそのクラブの会員の中から一人がカウンセラーとなります。カウンセラーは、奨学生の個人的ケアにあたるアドバイザーです。そして、奨学生との交流を深め、彼らの日本での生活が心豊かなものになるよう配慮しています。

◆本奨学事業は、その成り立ちから「交流」を目的としたプログラムと言えます。それを実現するための制度が「世話クラブ・カウンセラー制度」です。 奨学生はロータリアンとの交流を通じて、奉仕の精神に触れ、自らの精神を磨いて、人生観・職業観を高めます。

また、ロータリアンにとっても、金銭的な支援だけでは得られない感動と事業への深い理解が生まれて、さらなる支援への意欲が盛り立てます。

奨学生・ロータリアン双方にとって、大きな感動を生む事業だからこそ日本最大の民間奨学事業にまで成長したのでしょう。

世話クラブで行われること

  • 米山奨学生は月に1回例会へ出席
  • 奨学金の受け渡し
  • スピーチその他、親睦活動・奉仕活動への参加など

(ロータリー米山記念奨学委員長手引きより抜粋)